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運転中の眠気を覚ます8つの方法 だんとつ効果があるのは仮眠

このブログの扱うテーマ(写真・カメラ)と何の関係もなさそうな記事タイトルですが、眠気は我々に必ず訪れる感覚です。
仕事中だろうが撮影中だろうが運転中だろうが関係なく襲ってくる眠気。
そう眠気は人類共通の話題なのです。

そして撮影、とりわけ風景写真を撮っている人なら特にあるんじゃないでしょうか。

運 転 中 の 眠 気 。

今回はその運転中の眠気を抑える8つの対策を書いていきたいと思いますよ。
 
 
そもそも眠気ってどういうしくみで起こるのか

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」
敵と味方のことをよく知っていれば、例え百回戦っても負けることはない。
孫子の兵法でとても有名な言葉です。

というわけでまず眠気が何者なのかということを書いておきます。

なぜ眠気が起こるのか
 
寒い時には筋肉が縮んで震えることによって熱を起こし、身体を温めようとします。
暑い時には汗をかいて熱を外へ放出し、身体を冷やそうとします。
このように人間の体では正常な状態を保つための働きがあります。これを「ホメオスタシス」と呼びます。日本語では恒常性の維持とか言われています。

睡眠の大きな役割は休息です。

そのため活動することによって疲労が溜まってくると睡眠欲求が高まってきます。
睡眠欲求が高まり、蓄積した疲労を解消しようとするために起こる現象が眠気なわけです。



眠気を起こす物質
 
睡眠物質の正体はアデノシンという物質

眠気のなんともいえない不思議な感覚はどういうメカニズムによって引き起こされるのでしょうか。
実はこの手の研究は日本で100年以上も前から研究が進められてきていました。

最初のうちは覚醒中に蓄積されるホルモンだとかタンパク質が原因なのではないかということで、たくさんのモノが候補にあげられていました。
時が経つとプロスタグランジンD2という脳内物質が睡眠物質なのではないかという考えが生まれてきます。

考えどおり、ラットの脳にプロスタグランジンD2を注入すると睡眠を誘発させたことから、大きな注目をあびました。
この研究を行ったのは早石修 氏が率いる研究グループです。

残念ながら早石修 氏は亡くならているのですが、その後もグループによって研究が進みプロスタグランジンD2は脳内で作用してアデノシンという物質を増やすことがわかりました。

アデノシンは覚醒中に脳内で徐々に増えてくる物質で、眠ると減る物質でした。
また、アデノシンを脳内に注入すると睡眠を誘発することから、どうやらプロスタグランジンD2ではなくアデノシンこそが真の睡眠物質らしいということが研究結果として発表されました。



アデノシンの働き

アデノシンはどのようにして眠気を起こさせるのか。
もう少し研究が進むとアデノシンは脳を最も強く覚醒させるヒスタミンという物質の放出を抑えることがわかりました。

また、カフェインを摂ることによって覚醒する原因はこれまであまりよくわかっていなかったのですが、実はカフェインにはアデノシンがヒスタミンを抑制する働きをブロックしている働きがあるんだそうです。



実は1つだけではないであろう睡眠物質

アデノシンが睡眠物質であるということはわかりましたが、その後の研究でアデノシンやプロスタグランジンD2を遺伝子操作によって取り除いた動物でも睡眠するという結果が出ました。

つまり、睡眠を起こさせる仕組みはアデノシンだけではなく、他の物質や神経でも行われているだろうということです。

よく考えてみれば当然の話で、睡眠という生きていくうえで大事な行動を、1つだけのシステムで維持しているのでは、そのシステムが壊れてしまったらそこでアウトということになってしまいます。
我々が重要なシステムやデータを失わずにすむように色々な手段でバックアップをいくつも取っているのと同じことが、身体の中でも行われているわけです。



眠気対策

ここからは眠気対策方法を紹介します。
効果と持続性は実際に試してみて感じた評価ですのでその時の状態、体調、個人差によって結構差があると思います。

1、歌をうたう

歌をうたうことでリズムをとって脳を活性化させる働きがあります。
ところが歌い終わると身体が火照って若干体力を使うせいか眠気が襲ってきます。
効果:★★★☆☆ 持続性:★★☆☆☆



2、話をする
 
助手席にもう一人いると互いに話ができるので、眠気覚ましには最高です。
特に深夜の運転時は大助かりです。

個人的には同乗者が寝ていようが起きていようが、いてくれるだけで眠気がだいぶ抑えられる気がします。
たぶん精神的な問題ですね。
仮眠ほどではありませんが、かなり効果が大きい眠気対策です。
効果:★★★★☆ 持続性:★★★★☆



3、換気

車内の空気を換気しましょう。
少し寒いぐらいまで換気してしまうのがベスト。
換気した空気で深呼吸をすると脳が冴えます。

また空気中の二酸化炭素が増えると脳が酸素の消費を抑えるために働きを弱めるそうです。
そうなると集中力が低くなったり眠気が誘発される原因となります。
効果:★★☆☆☆ 持続性:★★★☆☆



、体を冷やす

3の換気との相乗効果を狙ったものです。
特に冬は窓を開けただけで一気に車内温度が下がるので、その瞬間から効果を望むことができます。
夏場は冷房温度を最低に設定し、直接身体に当てるという手段があります。

身体を冷やすことで交感神経を刺激し、脳を覚醒させます。
効果:★★☆☆☆ 持続性:★★☆☆☆


、カフェインを摂る

コーヒーは眠気覚ましの代表選手といえます。
上で眠気が起こる仕組みのところにも書きましたが、カフェインは脳に作用して睡眠物質の働きを抑制する効果があります。
ただし、人によって効果の大小があるらしく、僕はほとんど眠気が覚めた感覚はありません。
効く人にはやはりものすごく効果があるのでしょうか?

あ、ちなみに激しい運動をした後や長時間ご飯を食べていなかったなどの理由で体力が低下している時は砂糖入りのものが効果が上がります。
これは血糖値の下がりすぎで疲労、眠気、空腹感を感じている状態だったものを砂糖によって血糖値を上げるからです。
効果:★☆☆☆☆ 持続性:★☆☆☆☆



、スルメを食べる

硬いものを噛むことによって脳を活性化させます。
アゴを動かすことによって脳幹網様体という部分に作用し、脳が覚醒されます。

ガムを噛むのもいいのですが、噛んでいる感覚が一定だと逆に眠気を誘ってしまいます。
硬いものだと噛むペースが一定ではなくなるので、眠気を抑えることができます。
効果:★★★☆☆ 持続性:★★☆☆☆



、身体を伸ばす

運転中なので限定的な動きになりますが、身体を動かすことで血行を良くし、脳を活性化させます。
特に眠気が覚めるといった感覚はないですが、防衛反応で居眠り運転をギリギリで防いでいる感があります。
この動きが必要になってきたらとにかく車を停められる場所やサービスエリアなどで一回休んだほうが良いですね。

効果:★☆☆☆☆ 持続性:★☆☆☆☆

運転中の話ではないのですが、肩と腕を回すとわりと効果があります。
あとラジオ体操。これ最強。



、仮眠

最強です。
他の眠気対策をどれだけやったところで、眠気をごまかしているだけにすぎないのですが、仮眠は実際に寝るので、根本的な解決がされます。
1回の仮眠はだいたい15分〜20分が目安と言われています。

ただし前日から一睡もしていないなど、極端な睡眠不足の時は通常と同じように何時間も寝てしまったほうが良いかなと思います。

また、仮眠後も10分〜20分は睡眠慣性といってはっきりと覚醒していない状態が続きます。
効果:★★★★★ 持続性:★★★★★



まとめ

正直なところ効果と持続性の★★★★☆と★★★★★の間にはこえられない壁があります。
仮眠以外はあまり大差がないかなと考えても良いでしょう。

というのも、だいたいの対策法が始めた瞬間は効果あるのですが、その効果が長くは続かないんですよ。
わりとすぐにその環境に慣れて眠気が襲ってくるという罠。

なので僕は運転中に眠気が来たらとりあえず停まれるところまでは仮眠以外の眠気対策でしのいで、停まれるところで仮眠という方法をとっています。

高速道路もサービスエリアが近づくとなぜか眠気が覚めるのですが、そういう場合は大丈夫と過信せずにサービスエリアに入って寝たほうが8割ぐらいの確率でその後が楽です。


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