こんにちは、Y.Nです。

この記事では工場夜景の撮りかたをメインに解説していきます。
工場を目の前にした現場ではどのようなカメラ設定にしたら良いのか、撮れた写真はどのように現像・加工すれば良いのかという、撮影から現像や加工を行って1枚の写真として仕上げるところまで順番に解説していきたいと思います。

基本的なカメラ設定

WB:蛍光灯(3800ケルビン〜4500ケルビン)
ISO:100
シャッター速度:5秒〜10秒
絞り:8〜13

原則としては白とびさせないような設定であることが望ましいです。
ただし、近くにあるライトなどが白とびしているのはしかたがありませんので、そこは白とびさせてしまっても良いです。
白熱ライトはゴーストやフレアが出やすいため、レンズを向ける際にはそのあたりにも注意したいところですね。

三重県_四日市市_塩浜_フレア
フレアが出てしまった例

撮って出しでそれなりの見映えある写真が撮りたいという方はもっとシャッター速度を長くするか、絞りを開けて、写真が明るく撮れるようにしましょう。
上で紹介した設定だと若干暗めのイメージがあるかと思いますが、後ほど現像する前提での設定となっています。
シャッター速度は15秒〜30秒程度にし、絞りは4〜8、ISOは100の設定にすると、比較的明るめに撮ることが可能です。

基本的にはRAW形式での撮影を推奨しています。
RAWの場合だと光情報を記録するため、現像・加工をする時に写真の劣化が少なくすみます。
WBも現像時に自由に調整できるので、撮影時にWBの設定にこだわる必要がなくなります。

一方で、JPG撮影の場合は光情報を取り込み、画像データとして変換したものを記録しているので、色味の変更や大きく明るさを変えると劣化が激しいです。



現像・加工

工場夜景ってプラントによって差はありますが、実際の見た目は結構暗かったりします。


三重県_四日市市_相生橋_実際は暗い
ちょうどこんな感じですかね。
ただし、写真というのはどうしても実物より小さいサイズでしか見ることができません。
しかも画面上に二次元的に表示されるだけなので、実物と比べるとやっぱり臨場感というのは失われてしまいます。

そこで、現像をして実際に見た時のインパクトに近づけてみたいと思います。

どうしたら実際に見た時のようなインパクトに近づけられるか…
まずはちょっと明るめにしてみました。

三重県_四日市市_相生橋_明るさ強調
こんな感じです。
これぐらい明るくすると写真の中でも存在感が増し、臨場感が出てきます。
でも、明るくしたものの、周りの明るさは邪魔に感じると思うんですよ。
人間の脳というのは、かなり優れもので、自分の都合の良いものはよりはっきりと記憶に残し、それ以外のものはあまり記憶に残さずにいます。
写真でそれを表現するには…

三重県_四日市市_相生橋_いらない部分暗く
こんな感じで、実際の現場ではあまり見ていなかったものを暗くしてしまいます。

こうすることによって、工場に目線が集中し、実際にその場で受けたようなインパクトの写真に近づけることができます。

もう1枚は、色かぶりを修正していきましょう。
工場夜景で気になるのは白熱灯の緑かぶりがメインとなるでしょう。

三重県_四日市市_塩浜_色かぶりしている
この写真のような電球が緑になってしまっているのは工場夜景だけではなく、都市夜景でもよくありがちな現象です。
これは白熱灯をよく観察してみるとわかるのですが、実際に見た時も若干緑がかっています。
写真だとその緑が目立ってしまうので、そこだけを目立たせないように処理します。

まずはホワイトバランスの修正からです。
緑かぶりを修正するには紫色によせることで解消していきます。
色温度は3800Kぐらいにして紫色に傾けると色かぶり補正の第一段階が終了です。

三重県_四日市市_塩浜_色かぶりなおした
ホワイトバランスを調整したらグリーンやアクア、イエローなどの限定された色の彩度を落として目立たなくしました。 これで工場夜景写真の現像・加工は完了です。



写真教室開催のお知らせ

実は工場夜景撮影の写真教室を時々開いています。

写真教室は2時間ほどで四日市の工場夜景撮影スポットを2ヶ所ほどまわっています。

料金は3,000円です。

・工場夜景の撮影の基本
・行った工場夜景撮影スポットでの撮りかたのコツ
・RAW現像を前提とした工場の撮りかた
・レタッチのコツ(Lightroomであれば操作法もお伝えできます)

などといった要素をお伝えできればという内容です。

直近では2018年12月22日(土)に開催します。
12月22日(土)は塩浜・磯津地区
を撮っていこうと思います。

集合場所は近鉄四日市駅 西口に18:30となります。

興味のある方は
ブログ記事のコメントもしくは
tokyophoto.blog.jp@gmail.com
までメールをいただければと思います。