三重県_紀北町_多田ヶ瀬_0013
 
三重県の海岸巡り まだ見ぬ絶景だらけ
 
さて、ドローンを買ってからというものの、地元の海岸に通って写真を撮ることが多くなりました。
単純に行けなくなった場所に容易に行けることが可能になった。あるいは行けるかどうか空から調べることができるようになったという事情もあります。

三重県南部は全体的に人口も少なく、交通の便も悪いです。
また、現地への道も通行困難な場所ばかりで行けるかどうか下見が必要なところが多いですね...。
冬は草も少なくて良いのですが、夏になると草がボーボーになるのとヒルやスズメバチもたくさんいると思うので無謀な探検は危なそうです。

とはいえ、マイナーな海岸でしっくり来る構図を探して、理想に近い気象条件のもとで撮ることは楽しいことこのうえなしです^_^


写真
 
多田ヶ瀬(三重県紀北町)
 
三重県_紀北町_多田ヶ瀬_0013
ここ最近で最もお気に入りの海岸はここです。
グーグルマップでどこか行けそうな海岸はないかな〜と探して見つけた場所です。
航空写真だと一応森の中に道らしきものが見えて、歩いていけるのかどうかまでは判別つきませんでした。
そういう時は実際に現地へ行っていけるかどうか確かめるしかありません。

まずは真昼間に出かけて下見をしにいきます。
道らしき場所に到着すると案外しっかりした遊歩道になっていました。
たまに人が通るのでしょう。

結構アップダウンの激しい道を歩くこと30分ほど。
先が見えない道はとにかく長いです。

特に上り坂が見えた時はここを登るのか?と絶望的な気分になります。そういう時はまぁ帰りは下りで楽やから。という考えで登っていきます。

次に見えるのは下り坂。下るということは帰りはまたここを上るのか?などと考えてはいけません。笑
ひたすら楽して下っていきましょう。

ある程度下ると突然道がわかりにくくなります。
どうやら海岸に抜けられる途中の森の中は道があまり整備されていない感じです。
なので森を抜ける方向を間違えると別の海岸に出てしまいます。

海岸に出てからも先端まで案外距離があってそこまで歩いていきます。
大きい石がごろごろしている海岸なので足をとられて歩きにくい...。

それでもめげずに先端まで行くとこれまでの苦労が報われるかのような岩場がありました!
なんか岩に穴が空いています!なんだこれ!
そしてそこからは海水が入り込み、手前に天然のプールのようなものができていて、とにかくカッコイイです。
正面にある岩も大きすぎず小さすぎず程よい大きさでした。

そうして晴れの日の早朝に再びやってきて撮影したのがこちらの写真です。
真冬ならではの綺麗な空のグラデーションとカリっとした岩場が印象的でした。
そして岩の穴がまるで朝陽のように見えます。
残念ながら岩の穴の向こうに太陽が見えることはなさそうですが、あの穴はポイント高いですね〜!

この海岸を見つけて思ったことは、三重県にはまだほとんど知られていない絶景ポイントがいくつも眠っているんだなということです。
恐らくこの多田ヶ瀬海岸も地元の方ぐらいしか知らないところだと思います。

あ!そうそう
多田ヶ瀬海岸へのルートは帰り道がどの方向が正しいのかも少しわかりずらいです。
それほど大きな森ではないので、遭難するようなレベルにはなりづらいと思いますが。
とにかく日中に一度下見をしておかないと後悔します。



南海展望公園(三重県南伊勢町)
 
三重県_南伊勢町_南海展望公園_0009
こんなところに展望台があったとは...笑
着くと誰もいなかったので恐る恐る登っていきましたが、頂上では絶景が迎えてくれました。
明け方で空がわりと明るいにも関わらず、天の河がはっきりと見えました。

この写真を撮った2月初旬ぐらいから、明け方のわずかな時間に夏の天の河が見えるようになります。
撮影できる時間帯は5:00〜5:30ぐらいまでの間ぐらいかな?5:30をすぎるとどんどん明るくなってくるので天の河が写らなくなります。

ちなみに途中で別の観光客?が来たことに一番驚きました。



礫浦の海岸(三重県南伊勢町)
 三重県_南伊勢町_礫浦_0028
比較的容易に行ける海岸でした。
なんといいますか。浸食されているんだなというのがわかりやすい地形です。
そんな土地なんで周辺は人家も建てにくいのでしょう。
この海岸の近くには家ではなく墓地がありました。

浸食が進む場所とはいえ、内海からさらに入り組んだ場所ということもあり、波はかなり穏やかです。
海というよりは湖を撮っている雰囲気に近いです。
この穏やかな海の雰囲気は南伊勢の海(五ヶ所湾)や志摩の海(英虞湾)に共通するものですね。

時折漁船が通っていく時だけ波がたちます。
真冬の撮影だったので、気温は低かったのですが風もなく穏やかな朝でした。



中津浜浦の海岸1(三重県南伊勢町)
 
三重県_南伊勢町_中津浜浦_0137
この海岸を撮った日は薄曇りだったので、単に下見をしにいく目的で南伊勢町まで出かけました。
夕暮れ時も近くなり、その日は新しい海岸も見つけられてわりと満足して帰っている途中だったのですが、西の空を見ると雲が少し黄金に輝いていました。
もしかして?と思って引き返します。

残念ながらこの日に見つけた海岸は全て干潮付近でないと行けないところばかりだったので、ダメ元で西側の空が見える海岸を探し出します。

できれば岩場が良かったのですが、この際岩場であるか砂浜であるかはどうでも良く、とにかく西側の空を眺められる地に行きたかったのです。

そうして見つけたのがここ。
堤防の下に広がるわずかな海岸がありました。
幅10m、奥行きは2mほどしかない小さなところです。満潮時は恐らく海水に浸かっているところでしょう。

夕焼けは本来日没後に起こることが多いのですが、この日は日没とほとんど同時に雲が赤く染まり始めます。雲も多いし地味焼けで終わるかな〜?と思っていましたが雲はどんどん赤く染まっていき、ついには写真のように空一面の雲を真っ赤に染め上げます。
久しぶりの爆焼けでした。

その後は東から順に青くなっていき、やがて空全体が暗くなっていきました。
昼と夜の境目を体で感じられた夕焼けでした。



中津浜浦の海岸2(三重県南伊勢町)
 
三重県_南伊勢町_中津浜浦_171001_0017
1日曇っていた日の夕暮れです。
わずかに雲の切れ目ができはじめ、少しだけ青空が見えているところもありました。

南伊勢町には干潮近くの時間でないと行けない海岸がいくつかあり、ここもその1つです。

わりと広い海岸なので様々な構図で撮れるのですが、良い感じの流木を見つけたので、そこをターゲットに撮りました。
海面をサラサラにしようとしましたが、海自体が穏やかなのでかなり長めの長時間露光をしないといけませんでした。
だいたい60秒ほどでサラサラになりますが、サラサラ感がたらなかったのでこの写真は150秒ほど露光しています。

海面をサラサラにしたことにより流木の存在感が増しました。
また、雲が流れることにより空がスタイリッシュになりました。

夕暮れ撮影は帰りが真っ暗になるので足元は注意していかないと危険です。
特に磯場はわりと簡単に怪我します。



迫間浦の海岸(三重県南伊勢町)
 
三重県_南伊勢町_迫間浦_0001
天気がくずれていく予報だったので、朝焼けするかな?ということで早朝撮影に行ってきました。
予想通りうろこ雲が綺麗に焼けてくれて大満足でした^^
雲を流したかったので90秒ほど露光しています。
わりと派手な焼け方をしたので、なんだか海外の写真のような雰囲気になりました。

このあたりは五ヶ所湾でも最も西側らへんになります。
ここは干潮の時しかいけません。
長靴を履いて多少海に入りながら撮影しました。

やはり早朝の海は好きな被写体です。



安乗埼灯台(三重県志摩市)
 
三重県_志摩市_安乗埼灯台_0001
ドローンを使っての撮影です。
青と緑と白がスッキリ爽やかな雰囲気を出してくれました。
ドローンで写真を撮る時はできる限り順光で撮っています。
逆光はまだカメラの性能が追いついていない感じがしますね...><
また冬と新緑の後で森の色がずいぶんと違うので、そのあたりも要チェックです。

灯台は電波を出して船と交信しているものもあります。
ドローン撮影をする際には電波干渉をしないか、飛ばす前に確認しておくと安全に飛行できると思います。

安乗岬灯台は意外と珍しい四角柱の灯台です。
天気がよい日の朝は遠く富士山まで望める日があるようです。



老の浜(三重県志摩市)
 三重県_志摩市_老の浜_0003
志摩市の大王の近くにある浜辺です。
運が良いと海女さんにも会えるのだとか...?
ちなみにこの日はダルマ朝陽を見ることができたのですが、沖合を航行するタンカーによって見事にかき消されました 笑
なんというか、とりあえずタンカーの情けで半分だけ見せてもらえました>m<



楯ケ崎(三重県熊野市)
 
三重県_熊野市_楯ケ崎_0004
柱状節理でできた標高50〜60mほどの岬です。
上から撮ると特徴的な柱状節理が見えなくなってしまうのですが...笑

楯ヶ岬の駐車場から山道を歩くこと30分。
開けた岩場に出てきます。
柱状節理でできた崖になっているところなのですが、写真はその先にあるものをドローンで撮影したものです。



三重県_熊野市_楯ヶ崎_170707_0012
上からだけの写真じゃわかりにくいので、ちゃんと撮ったものも掲載しました。
こちらは真夜中に撮影したものです。
月が出ていたので5分程の露光をすると結構明るく撮れました。
下に降りていくこともできるそうで、昼間行くと釣り人もちらほら見かけます。どうやって行くんだろう?

その他、楯ヶ岬は光るキノコ(シイノトモシビタケ)が生息する最北端地域ではないかといわれています。
上で掲載した写真はそのキノコを撮りにいったついでに撮った風景写真です。

光るキノコは腐った木や枯れた木の幹に生えている小さなキノコで、夜になると文字通り光ります。
ただし、めちゃくちゃ暗かったです。意識していないと見落とすでしょう。
和歌山県のほうでは光るキノコの群生地があるそうですが、多分もう少し明るいのだと思います。
詳しくはこちらの記事からどうぞ!
「森の妖精」シイノトモシビタケを撮ってきた



熊野灘(三重県熊野市)
 
三重県_熊野市_七里御浜_3455
正月に撮影しました。
熊野灘は沖合に何もないため日の出ポイントとしても人気です。

到着したのは日の出前でまだ暗い時間帯です。
夜の海は真っ黒で何も見えません。さらに波の音が大きいこともあって怖いです。
基本的に熊野の海は波が高く、特に引いていく波の勢いが強いので一度さらわれるとなかなか戻ってこれないそうです。

海岸線を歩いていても波打ち際がよくわからないので、あんまり近くにはよれません。
波の音だけを頼りにして海までの距離を予測するのですが、普段聴いている波の音とスケールが違うので、あまりアテになりません 苦笑

空が明るくなって周囲が見えるようになると、実は波が穏やかだったということに気づきました。
構図を決めるために何度かテスト撮影をしつつ
温かいお茶とサンドイッチを食べながら日の出まで待ちました。


三重県_熊野市_熊野灘_3375
こちらは日の出前の写真です。
ほんと熊野灘とは思えないぐらい穏やかな海でした。



熊野灘(三重県熊野市)
 
三重県_熊野市_二木島_0049
道路脇にあった何気ない海の景色です。
ちょうど太陽が山の向こうへ沈んでいきそうな時間でススキも輝いて綺麗だったので撮影。



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