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9月は夏から秋に変わっていく月です。
そのため被写体も夏っぽいものから秋っぽいものへと変化していく1ヶ月といえるでしょう。
夏の風物詩である花火は9月中旬ぐらいまで数多く行われている中で、山の上のほうでは紅葉が進んでいたりします。
この記事では実際に撮影した写真をもとに9月にはどんな被写体があるのか紹介していきます。

目次
・花火
・夏空
・光芒
・中秋の名月
・夕暮れ
・彼岸花


花火

三重県_紀北町_きほく燈籠祭_180908_0159
きほく燈籠まつり(三重県紀北町)

9月の上旬〜中旬までは花火が開催されるところも多いです。
2018年の例だと、全国新作花火競技大会(長野県)、泉州 光と音の夢花火(大阪府)、片貝まつり(新潟県)などといった花火です。こうして見ると大規模な花火大会でも9月に行われているものが多いというのがわかります。
その他、悪天候のために開催延期になった花火大会が9月に開催されるというパターンもあります。
写真はきほく燈籠まつりのものですが、本来は7月末に開催される花火大会です。しかしながら悪天候のため2018年は9月に延期開催されることとなりました。
8月が終わってもまだまだ花火撮影は楽しめますので、撮りたらなかった人は9月の花火大会を楽しみましょう!



夏空

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三岐鉄道(三重県いなべ市)

9月の前半はまだまだ暑いです。
雷雲もよく現れます。
青空の中にボコボコした雲が浮かんでいるのはやっぱり夏らしい感じがします。
積乱雲を間近で良い感じに撮ろうと思うとなかなか難しく、写真をはじめてから積乱雲と遠くの景色とか道とかそういう夏らしい感じに写真はあまり撮れていないので、今度こそうまく撮りたいところ。
写真は三重県のローカル沿線をブラブラしている時に撮ったものです。積雲かな?積乱雲とはまた違う雲で、わた雲とか呼ばれていたりします。
この雲が発達すると雄大雲とよばれ、さらに発達すると積乱雲と呼ばれるようになります。



光芒

三重県_南伊勢町_切原_180916_0062
三重県南伊勢町

影の隙間から漏れてくる光の筋のことを光芒と言います。
木と木の間から伸びている光や、暗い部屋に挿し込む窓の光とかが光芒になりやすいです。
光芒ができる直接の原因は霧やチリ、ほこりです。室内だと霧は発生しないのでチリやホコリが多いと光芒ができます。

霧は前日との気温差が激しい日や雨が降った翌日の湿度が高い日に発生しやすいです。
秋分の日前後は気温が変わっていくと同時に雨が降りやすい天候のため、霧が比較的発生しやすい時期です。
そのため、太陽がのぼってからしばらくの時間はあちこちで光芒が出ていたりします。



中秋の名月

中秋の名月
9月といえば中秋の名月ですね。
各地でお月見祭などが開催されるほどのビッグイベントです。
満月自体は年中見ることができるはずですが、なぜ秋がお月見の季節なのかというと、月の天球上で通過していく高度によります。
太陽の通り道は夏は天球上の高いところを通り、冬は低いところを通っていきます。
月は太陽と真逆で夏は低いところを通り、冬は高いところを通っていきます。つまり春か秋が月を見上げるのにちょうど良い高さになるのですが、「春がすみ」と「秋晴れ」という言葉ができてしまうぐらい春と秋では空気の澄み具合が違います。
そこで、月見のシーズンとしては秋のほうが断然良いということで、今日に至っているわけです。



夕暮れ

三重県_志摩市_浜島_180916_0136
浜島(三重県志摩市)

秋の空は高いと言われます。
空が高いってなんやねんという話ですが、秋の空は透明度が高いため、空がより濃い青色になります。
空の透明度が高くなるのにはわけがあって、秋に発生する高気圧の出身地が大陸のカラっとしている地域のものだからです。
夏の高気圧は太平洋上で発達するので湿気が多く、空は霞んでしまいます。
逆に湿度が低い高気圧は太陽光を乱反射するものが空気中に少なくなるため、よく澄んだ空になるわけです。

前置きが長くなってしまいましたが、秋の夕暮れは透明度が高いため空のグラデーションが非常に綺麗に出ます。
また、秋雨前線が現れると天気がぐずつきやすくなりますが、そういう時は夕焼けや朝焼けで雲が赤く照らされる日が多くなるため、いわゆる爆焼けとよばれる空が真っ赤になる現象と出会いやすくなります。



彼岸花

愛知県_半田市_矢勝川 彼岸花堤_180923_0123
矢勝川の彼岸花堤(愛知県半田市)

9月といえばやっぱりこの花。
彼岸花ですよ!
彼岸花は突然咲き始めてくるので、毎年開花してくると驚かされる花の1つです。
わーっと咲いてわーっと枯れていく桜に負けず劣らずの潔い花です。

彼岸花はそこらへんの道端にも咲いているため身近な花ですが、全国各地には観光資源としての彼岸花群生地があります。
写真は愛知県半田市の彼岸花群生地。300万本の彼岸花が川の土手に群生している姿はまさに圧巻です。
開花時期が稲刈りの時期と重なるので、彼岸花と稲のコラボレーションも楽しむことができるでしょう。